静かに降る春雨 君が消えた冬のあとで 音もないまま春は去く 進み止まる足取り 不安がないとか嘘になるけど 二度と来ない今を生くんだ だから どうしようもないことも 下向いて歩いてたことも さよならをしたことさえ 意味があるように あの頃はどうだとか 笑い話になってね そんなハッピーエンドを そっと願って 解けたシューズを何度も結び 道に迷ってもいいから 上手じゃなくてもいいから 想うじゃない歩みに変えなくちゃ 瞳の中に君を描いて あぁ、今僕の目の前で 揺れてる蝋燭の灯りを 消し去らないように 始まりの日の先は 綺麗なこと 悲しいこと 思い通りになんないね 君はどんな時でも 話聞いて頷いてくれたね それにどれだけ救われたんだろうか 春風の吹く朝も屋上の青すぎる青も 踏切の向こう側にも 意味があるように 君がいて僕がいる ゴールテープを越えて そんなハッピーエンドで僕と笑って 巡り会うこと 重ね合うこと 似た者同士じゃないから ズレてしまう日があっても 続きを描くと決めたから エンドロールを一緒に見よう あぁ、とびきりのマイアンサー その時は君に言えたらなぁ 見つかりますように 消したくないよと心が叫ぶ 何度止まってもいいから 時々泣いてもいいから 続きを描くのはこの手でしょう オレンジ色の灯を浴びて 「ほら、君も一緒に歩こうよ」って 僕の手を引いてくれたのが 嬉しかった くだらない話を思い出して笑う