霞む光 煌びやかな街 白い息が舞う 冬の風が頬を掠める度 浮き彫りになる心 君が眺める明日にはきっと僕は 居ないね 閉ざされたあの部屋には今でも 置き去りの思い出がある 取り戻せない時間と 共に風化していくんだね ただ生きていく それだけがこんなに難しいとは まだ知らない事ばっかりだ 見上げた空は高かった "ちっぽけだよな" 行く宛ない日々 裏腹な気持ち きっと僕1人立ち止まったまま 灯す命 消えてしまわないように 白い息が…そして溶けていく 蹲って言えなかった言葉が形を 保てない 凍える夜 どんな風に伝えられるのかな 忍足で過ぎていく今日のこと 誰もが忘れゆくんだろう それまで見えていたモノが 見えなくなってしまうなんて 大切にしていた想いも 切り離したいくつもの感情も "ほんとくだらないな" 霞むあの光 煌びやかな街 上手く溶け込めているだろうか 胸の隙間を埋めてくれるものは 何もないけど… 行く宛ない日々 裏腹な気持ち きっと僕1人立ち止まったまま 灯す命 消えてしまわないように 白い雪がほら… 確かな足取り 軌跡を彩り あともう少しこんな時の中 君を想い 安らかに眠るように 柔らかな季節を祈ってる 冬の風が頬を掠める度 心は揺蕩う