傷をつけた感触を いつでも思い出して 湯船に沈めた鉛が浮き上がる 結局のところは 僕が悪いってこと わかってはいるけれど 後悔しかないよ 君の魔法は解けてないけれど 前を向こうって 言葉の端滲ませて 一歩だけ進んで 僕らのあの日を 忘れられないんだ 日々追うごとに増してくリアルな 造形を 噛み殺して歩いて 荒んでいく心の裡に 君を仕舞って 今日もおやすみ 電話口で聞こえた 君の乾いた吐息 曖昧な返事でいつもはぐらかす 遠いどっかに行くか ここで終わりにするか ひとつの答えを噤んでる 最初の恋は儀礼的だって疑ったけど 案外的を得ていたね 馬鹿にできないね 僕らの時間はあの時に止まった 去ってく君の背中見送って振り 向いた 時計は壊れて二度と動かない、 わかってる 君は泣いて 僕とさよなら 君の魔法は解けてないけれど 花を飾って 言葉の端 胸に抱いて 一歩ずつ進んで 僕らのあの日を 忘れられないんだ 日々追うごとに増してくリアルな 後悔を 押し殺して滲んで傷んだ心の奥底に 君を仕舞って 過去とさよなら