青空に浮かぶ あれは奇妙な果実 カメラを向けられ囃し立てられ 風に乗せられそれはどこまでも燃え 言葉を誰かが勝手につけていく 些細なことと飲み込んで この器は膨れて割れる 割れたらあなた それはとても 悲しい色になるから 私たちずっと 歪めて向き合ってた 気がつかないうち 離れても行くさ でもこの先行き止まり 問題ないね 無かったことにはならないけれど 誰しも膿を抱えてて その痛みがわかるというのに ぶつかって裂けて流れ出ても なんとなく笑って見てる 少しは自分に祈りを捧げてたら あああ 青空は泣いてくれただろうか 何度も殺した心はさよならを 言ってた 聞こえないふりをして 手を差し伸べはしなかった この長く深い夜が 未来(あす)を消してくれるとか 影をなくすほどの光が 降ればいいとか 青空に浮かぶ あれは奇妙な果実 明日は我が身だと目を 逸らしてしまった 少しは自分に祈りを捧げてたら あああ 青空は泣いてくれるだろうか 泣いてくれるだろうか