ふと気がつけば鳴り止んだ雨の音 湿った匂いのアスファルト 傘を閉じて 上の空のまま行くあてもないままに 歩いてきた道をそっと振り返って どうしたのってね 君の声で零れ落ちた シャツは濡れて 肌に張り付いて どうしようもないよ 雨傘で隠した涙 月の下で 君の隣で 少しだけ俺の 雨上がりを待たせて 弱く灯した台所の灯りが この狭い部屋を満たした 変わらないmidnight くすんだ悲しみとタバコの煙が 目に沁みる また朝を迎えにゆくのさ シャワー浴びて 鏡をみつめて どうしようもないような顔した 僕にも涙 窓をあけて 夜風浴びて 涼しげな僕の 雨降りな夜を越え どうしたのってね 君の声が傘をさした シャツは濡れて 肌に張り付いても どうにかなるさ 雨上がりの匂いがした 君のそばで その瞳に俺を映していたいんだ 雨降りな日々を越え