抱きしめても 抱きしめたりない夜がある 悲しい歌だけが 二人につもるよ 夜明けとともに 僕らは氷のオブジェとなり 月日は灰色の思い出となる 覚悟は綺麗事を欲しがり 頬を伝っていくよ 時代の岐路にたたずんだ 行き場のないこの命は 確かな迷いを覚える その涙でさえも過去に こぼれていく事だろう さよならの向こうへ FORK IN THE ROAD 眠りはまだ きみを優しくは包めない 最後と知りそっと その手をほどいた 色とりどりに飾った 愛という言葉より 受け止めてたはずの感情より 互いを傷つけていたものは 二人の自由だった 時代の岐路にたたずんだ 行き場のないこの命は 確かな迷いを覚える 視界が開(ひら)けてく事に 孤独を知ってゆく時 振り向いてもそこに きみはいないよ 〈♪〉 五月雨が今は悲しく 季節を求めるかのように また人を愛せるだろうか 時代の岐路にたたずんだ 行き場のないこの命は 確かな迷いを覚える やがて歌が死にゆくまで 真実を連れ添いたい 幸せであるように祈ってる さよならの向こうへ FORK IN THE ROAD