砂嵐のあなたを抱えて 永遠のような宇宙を旅した 壊れかけカメラで見た彼方の星に 願い事をひとつ呟く ねえあなたの言葉を、声を、 また聞かせてよ 当てのない旅はもう疲れたんだよ 窓越しに見た海 切れ端ばかりのメロディ 叶ってよ…!! もしもあなたの手を離したら 心すら消えてしまう気がするから ここにいてよ まだ話すことがあるんだって! 星が青かったこと 朝焼けが綺麗だったこと 錆びる前に 言葉に 託したいんだよ 砂嵐のあなたはまだ聴こえている 鼓動のように 燃料のように 染み込んでいく 新しい声を夢見るんだよ 明日なんてまだ夢見るんだよ 退屈な日はドライブに出かけよう ご飯を食べようダンスは見せて そんな昨日は終わったよ これじゃどっちが仮想なんだ、って 笑えちゃうんだよ 叶わなくても願っていたこと それは歩き続けた証だから 壊れながら 色褪せながら 願っていたんだ のぞむ結末の先は 果てのない黒だとしても 描いた色は 記憶の裏で白んでいく 何もかもを失ってしまっても 震えているこころが まだ歌えるんだ ここにいたと 言葉も声も失くしたって! 最後にひとつ歌うよ 砂の中で聴こえていた歌を さよなら私 あなたと出会えていること 信じてるから!