広告の裏面に描いていた ひみつの小宇宙 無限に続く思いつきを どこまでも君と 付けたテレビから流れていたのは この星の終末 予報ばかり 大人たちは嘆いてばかり 俯くばかりだ 僕たちならきっと星を救えるさ 駄目なら抜け出そうよ 船の設計図を書いて でも君は浮かない顔をしていたんだ ねえどうしたの 「もう目が覚めたんだ 空は遠いんだよ」って そんなのは嘘だよ 何も分かんないや その声が震えるなら きっと君の言葉じゃないわ! 手を取ってほら もう!全部を変えに行こう [----(救難信号)----] 熱は燃え尽きて、 描いた船は眠っていく いずれその日が来るから せめて君の横に居たい どれだけ心が枯れてしまっても また君の目が 思い出させてくれるんでしょう? 愛されもしなくて 優等生でもなくて でも君と描いた星がひどく 愛おしくて 「知りたいって思いが きっと醒めない夢だよ!」と 笑い合う間は またねはお預けだぜ 一緒にいれるように ずっと覚えられるように 心を止めよう 君が褪せないように