赤いインク落としたみたい 濡れた唇がつやめいて 知らない顔見せるあの娘が 急に遠すぎて……痛い 友達のふりして 教室に護られ 嘘を重ねるけれど もうもどかしい 近づくだけで感じた FUWARI 彼女の微熱 叶わないと知っているの 罪なふたり つぼみのままでいいから 止めてわたしの微熱 イタイケなまつ毛の先ににじむ本気 ふいに逸らすまなざし 引き寄せたいすぐに 書架の隙間内緒のメモで 確かめ合うように恋をした 実りのない関係だとか 思い知る度に……痛い 友達に紛れて 何気ないそぶりで 笑顔作る時間が もうもどかしい はかなく脈打つ首に KURARI彼女の微熱 側にいても遠いような 罪なふたり 「終わりたいの」と泣くなら 止めて わたしの微熱 いっそ堕ちてしまおうかと ためす本気 人気(ひとけ)無い図書館で 抱き合いたい すぐに いけない想い もつれた糸 秘密をかかえた迷い子ね 放課後に隠れながら 淡い少女の微熱 ひそかに手を絡ませたら 罪なふたり 放課後に隠れながら 淡い少女の微熱 いたずらに出逢った意味を ひもときたい 「ねぇ、どうしよう…」 近づくだけで感じた FUWARI彼女の微熱 叶わないと知っているの それでも好きよ つぼみのままでいいから 止めてわたしの微熱 イタイケなまつ毛の先に にじむ本気 誰にも聞こえぬように ささやきたいすぐに