少しだけズレてた私と 季節の繰り返しを 見ない振りして春任せ 芽吹いた春の花 起きれない私 まるで植物は私の方だわ まぁこれもいいか 「六分咲きの私」 とか言ってた 温い風と切ない気候を 諦めた私と捉えたの 春の日差しがどうにもむず痒いの ぎこちない季節の移動も 繰り上がりの春も まるで知らない 部屋の景色 暗がりで黙ったライトや しわのない春服が 私に変われと言うばかり 去年から着てる とうに飽きた服 機種編をしても 変わるはずもない私 水やりはいらない 涙が出るから どうせ、私は咲かないけどね 春の芽吹きは私を脅すだけ くだらない昨日の思考に 私は侵されて わざわざ集めた 涙の瓶 区切られた季節の切れ目に 涙を零したら 滲んで浮かぶ色の話 ぎこちない季節の移動も 希望を煽る春も まるで知らない 瞳の色 移りゆく季節の動きは 場違いな余興ね 主題はいつも 春と私