痺れた左手で遮る朝の 眩しい光の中へ 飛び立った鳥は戻って来ない 気怠い日常は繰り返す 回り続けるメリーゴーラウンド 巡り巡って 元の場所へ 見慣れた景色は水槽の中で 呼吸できる場所を探して 嗚呼 今落ちてゆく影が 太陽と月の狭間で 嗚呼 彷徨う星が光と闇の中へ その輝きはいつのもの そこにあるべき物が今 形のないスペースに 押し込む旅支度は終わらない 消し去られた必要のない記憶は 切り刻ざまれた destiny 幾度となく気付き 置き忘れて 自由という言い訳の檻の中で 居心地のいい場所を探して 嗚呼 今満ちてゆく息が 全てを目覚めさせてゆくよ 嗚呼 咲き誇る花 風の匂いを乗せて どこからどこへ行くのだろう 嗚呼 今落ちてゆく影が 太陽と月の狭間で 嗚呼 彷徨う星が 光と闇の中へ その輝きはいつのもの 今消えた光はいつのもの