ファインダー覗くたびに、 君はいつも無愛想で。 でもなんか愛おしくて、 シャッターが響き、恋に落ちる。 盛れるロケーションなんかより、 モデルはそのままの君がいい。 わざと事故画を狙っても、 心のいいねが止まらない。 僕だけが知る君の笑顔、 あえて下手くそなカット選ぼう。 「君専用」お気に入りフォルダは 更新完了です! 僕しか知らない君の素顔、 センスは皆無、ピンボケ描こう。 ばかみたいな1枚で笑い合って、 気づけば、今日が終わる。 映える姿じゃなくても、 「誰も知らない君がすき。」 加工のないその笑顔も 反則級で保存不可避。 写真なんて撮らなくても 君のことは忘れるはずないけど。 まだ知らない君の一面を、 生きる理由にさせて。 誰もが知らない君の笑顔、 余すことなく記憶に残そう。 「君専用」お気に入りフォルダは 更新完了です! 誰にも見せない君の素顔、 僕にとっては全てベストカット。 なんでもないこのワンシーンすらも ふたりの記念にしよう。 ファインダー覗くたびに、 君はいつも無愛想で。 今ならわかるよ、照れ屋さん。 ねぇ、ずっと僕のそばにいて。