小さな窓から 迎えに来ました 静かな夜に 怯える君を想って 暗い海の底へ 行こう サーチライトをひとつ持って 頭まで湯船に浸かれるような 言葉がたくさんあればいい そんな夜だった 等しく並ぶ 街灯が照らす 過去と未来の 流れの間に立って どこにも行けないけど 君を想っている 「陽だまりのなかで 息をしていてね」 果てない夜の底は白く 血はまだ赤かった 針のように見える 恐怖症みたいなやつで 僕はもう粉々になって散って しまいそうさ… 手を伸ばす 白い海へ反射する 光の雨に打たれながら (朝日、強く目を瞑っても 瞳は発火し、僕は僕なのでした)
