たくさんの水の中 咲いている白い花 透き通り揺れる面に 映り込む 空と町 遠い国 人の暮らし 砂漠の町、旧市街 果物溢れる市場 騒がしく麗しいの 報せて君の名前を 教えて君の言葉を 歪みある世界 でも美しくみえる場所 さよなら 昨日の涙 光の奥底に花 が咲いている 波の音 温かに頬を濡らし 私は笑う きらきらの若者たち 無垢で残酷な子供達 笑えない大人たち 掻き分ける、海 進み行く 森で 立ち込める深い霧に 冬の白い息 を思い出す 忘れない 体温と 柔らかな硝子の瞳、潮騒 報せて君の名前を 教えて君の言葉を 歪みある世界 でも美しくみえる場所 さよなら 冷たい涙 光の奥底に花 が咲いている 波の音 温かに頬を濡らし 私は笑う ああ 伸びていく あの高いとこへも 超えて ああ 掴みかける 透明な光を行く