雫がポツリ 滴り落ちた 雨上がり 流る雲模様 見上げた先 そっと揺れてる 青葉の音が響く 雨の名残運ぶ風に揺られ ただ立ち尽くしていた 陽炎で霞んだ あの遠く向こう 空に浮かぶ雲を眺めていた 何もしないまま 何にも出来ないままで ただただ通り過ぎていく 夏色の景色を見ていた 時折鳴る 鈴が揺れて 昼下がり 凪いだ空模様 水溜まりに映る姿に いつかの記憶が通り過ぎた 遠くに霞んだ 思い出の向こう 頭の中で繰り返していた 何も言えぬまま 何にも変わらぬままで ただ ただ 雫がポツリ 滴り落ちた 夏時雨に見蕩れたまま 陽炎で霞んだ あの遠く向こう 空に浮かぶ雲を見てた 何もしないまま 何にも出来ないまま ただただ通り過ぎていく 夏色の景色を見ていた