境遇

歌詞

2001年1月9日 21世紀始まる頃だ 生を享けたのは宮崎市 その頃日本はまだ先進国 うちの家庭なら転勤族 生まれてからすぐ長野に行って そこからまたすぐ東京いく 見慣れない都会高層ビル 小学校入る江戸川区 いじめられてやっと目を覚ます あいつら姑息だ舐めやがって 優しいだけではダメなんだって 転校したのち杉並区 舐められねえよう口走る 強くなるために剣を握った 弱い自分殺す必死になった 杉並から父親単身赴任 寂しかったんだろ？ 責める気ないけど 毎晩毎晩知らない男と 一緒に母ちゃんいた 木刀、包丁突きつけられた 嘘はバレるのが世の常だ 離婚してからは世の末だ 荷物まとめて追い出された デカい一軒家からアパートに 食べ物ならほぼ残飯処理 姉と妹と分けたスティックパン 同じ食べ物を一週間 周りと違うと気付くんだ 新しい家庭を築くんだ と思った母ちゃん再婚した それからはやっと平和な家庭 思ったら違った 毎晩聞こえる怒鳴り声 汚え言葉が脳内汚染 ねぇかな家庭の損害保険 血は違くても家族だろ やめろよ兄妹 近親相姦 ぶち壊してくれよ地震とか とっくに無かった自信とか 友達が言うよ また苗字変わったの？ 俺の台詞だ馬鹿野郎 非行に走って下手を打つ ドブネズミが彷徨うマンホール 更生して目指した警察官 周りに追いつく切迫感 孤独を味わう閉鎖空間 俺の人生ほんとしょうもねえ やだーやだー絶対やだ こんな人生絶対にやだ 消えてしまいたいと思った夜に 出会い救われたのがhiphop 沢山いるんだな辛い奴 雑草魂プラチナ級 立ちたいラップでスタジアム デカい志がここにある 気付けば学校中退してた 脳死で実家を飛び出した 唯一できた板橋の先輩 しのぎも礼儀も教わった 路上で出会った仲間達から 音楽の楽しさ教わった 暗い人生に光が差した たまにはしようぜ久々サイファー デカい狼煙をブチ上げて この日本の国ごとひっくり返す Beatsにrhymeを重ねまくったら いつかは俺様ビッグになる 最終計画総理大臣 腐った政治家鬼退治 もしくは初代の大統領 危険因子に出される逮捕状 VERTEXの意味最高峰 事実を流せよワイドショー 捨てちまえクソなプライドも 弱みも痛みも全てさらけ出そう やっぱならねぇよ政府の犬 だって知らねぇもん義務教育 過去は全てが自分のミス どうせ狙うならキングの椅子 色々あったが感謝してる 産んでくれた母ちゃん感謝してる あんたが俺を強くした あんたのお陰で俺ラッパーになれた 2人の父ちゃん感謝してる 強さは優しさ教えてくれた 実のお父さん 過ごした時間は血よりも濃いから 今のお父さん 全員かっけぇ自慢の親だ 長生きしろ するから恩返し いかなる大惨事も 今となれば全てがノーダメージ 誰か救うためにペンを握った 怒りと悲しみ歌詞に変える 剣道で立った日本武道館 次は必ず音楽で立つさ