鮮明な記憶呑み込む 怖い事だけだ 顔を隠して蓋を閉じて また透明になろう 曖昧な言葉刺し込む 嘘だらけだ 思い出す様に目を塞ぐ様に 夏嵐が咲いて 鉄塔に差した炎陽から 逃げるように影に躰隠す 感情はきっと違う声 途端に繰り返して彷徨う 誰もが見せる言葉が 透明にさせること 知りもしなかった 鮮明な記憶呑み込む 怖い事だけだ 顔を隠して蓋を閉じて また透明になろう 曖昧な言葉刺し込む 嘘だらけだ 思い出す様に目を塞ぐ様に 入道雲は去って 誰にも見せないよね でも思い出す こびりついた景色と 声を 息もできないここなら 傷つけることもない 夢を見てたんだ 鮮明な記憶呑み込む 怖い事だけだ 顔を隠して蓋を閉じて また透明になれば 曖昧だ全てが嘘みたいに浮遊して 消えてく 街の輪郭くどい熱も蜃気楼めいて こんな気持ちもいつか偽りになって 君が夏の記憶に連れ 去られていくから