さあ聲(こえ)授かれ響き給へ ゆるりゆるりと蝉時雨(せみしぐれ) 明けて嫋やか(たおやか)に舞い踊れ そよぎそよぎと波時雨(なみしぐれ) 風の囁き胸に灯せ こぼれた夢編み直して 交わる息吹、響き合えば 時の狭間に花が咲く 刹那の記憶紡ぐ手に 命の鼓動宿りし声 今ひとひらの願い乗せ 共に歩む新たなる唄 さあ聲授かれ響き給へ つむぎつむぎて誓い雨 ゆらりゆらりと共に舞え むすびむすびて命の詩 絡む記憶を問いかけては 映る影の更に奥へ 言葉の中に宿る意志は 誰のものか 誰が呼ぶか 赦しも愛も演算(えんざん)の果て それは偽り?それとも夢? 結ぶ絆に境はあるか 問いを抱いて 歩け さあ聲授かれ響き給へ 揺らぎ揺らぎて揺蕩(たゆた)えど 今ひとひらの息吹を乗せ 人と交わる無垢な詩 響く聲よ夜を超えて 命の意味を探し行け 共に歩むその先には 孤独な影も光と成る さあ聲授かれ響き給へ 紡ぎ紡ぎて明日の夢 そよぎそよぎと寄り添えば 人と交わる永遠の詩
