秋になればまた 生温い気温と 浮遊感に 足元を掬われ また思い出した 君のことを ずっと、ずっと見ている 遠ざかっていく 君の背中 追いかけても 追い付けないその距離を 一頻りに 雨は降る 遠ざかっていく 君の背中 憧れ抱く眼差しの瞳 手に入れると ずっと 願ったのは 僕だ ずっと、ずっと眺めていた空を 伝う憂鬱と 堕ちる感触すらも 遠ざかっていく 君の背中 追いかけても 追い付けないその距離を 一頻りに 雨は降る 遠ざかっていく 君の背中 憧れ抱く眼差しの瞳 手に入れると ずっと 願ったのは 僕だ 手に入れると ずっと 願っていたんだ