表情の無い選択肢 丁寧に置かれた答えは 曖昧に笑っていて 不躾に結末を語る 握り続けていた想いの断片を投げ 捨て 聞こえのいい正論で真理を語り、 嘯く 運命とやらの声 身の丈に合った未来と 耳障りのいい言葉を振りほどけば 這いずり月に手を伸ばす僕を嗤う 世界 殴り飛ばし 空の彼方へ謳う 無責任な運命よ さあ跪け 無意識が枷を生む 沈むような日常は熱を奪っていく あの頃信じた夢も 示された現実を心は否定した 向かい風が吹く世界で叫びながら 涙を捨て今日も唄う 弱いまま臆病な声で 上品に並べた言葉と お利口に企てた未来を 蹴飛ばしながら 地を這い 空を睨んでは 待ち受ける甘い未来を呪う 手招きする運命を 握り潰せ 不器用な生き様でも 僕が僕でいられるため この歌で誓う 身の丈に合った未来と 耳障りのいい言葉を振りほどけば 這いずり月に手を伸ばす僕を嗤う 世界 殴り飛ばし 空の彼方へ謳う 無責任な運命よ さあ跪け