何気なく赤ペンで殺される 僕らの完成と足跡 それを皆見えないように 綺麗に隠してヘラついてんだ ギリギリ生き残っちまえば 一緒に地獄送りだってさ 嫉(うらや)んで願って 歪に模ったものは 割れたら元に戻せない それが唯一だったとしても 分かってんだ 僕のナイフはその辺に売ってる 安物な事くらい いくら研いだってさして変わらない そんなものさっさと捨てちまえよ 僕じゃなきゃ駄目な 理由なんてどうにも無い 痛いんだ 夢見ることを許してくれない 自分自身で終わらせたいんだ どこにもスペアの売ってない もうきつく痛む僕の足は 同調圧力のリンチに遭って 這いつくばってまで守ろうとする程 きっと僕は僕の事を大切になんて 思えないんだ そんなぐちゃぐちゃで 何で平気そうな顔してんだよ 誰かに塗り替えられた無完成なんて 僕は 見たくないよ 分かってんだ 潰れるまで叫んだって 誰にも響かない事くらい だったら 僕なんていなかったことにした方が 楽じゃんかよ 分かってたんだ それでも それでも 知らなくていいんだ あの日漏れた声の行方は