Track by湯川潮音
めぐる季節にとり残され まだつめたい朝露に濡れ かわらないこの街の景色も どこかよそゆき顔 旅立つのは今日と どこからか吹く風がささやく みえないものを抱いて 待つ人のいないところへ 流れ流れゆく日々を 私だけのものにするために 小鳥は歌を忘れたように 知らない声でさえずる 急ぎ足で行き交う人たち だれも目を合わせてはない はじまりはいつだって 不安の雲に希望を隠し 心をまどわすけど「きのう」 がそっと背をおす 一歩一歩でいい道を あなたらしくいってどこまでも