真っ白だった固いツナギは すぐにボロボロになった ミャーと鳴くエンジンと マフラーの共鳴音 太陽浴びる 暑いオレンジの中 開けた窓 なびく髪 風のせいで 聞こえないラジオ 「どこまで行けるかなんて考える 空白は少しもなかった あの頃のようにはいかない」なんて 話してくれた目は遠くを見てた 初めまして あの瞬間 どんな顔をしたのかって どれだけ調べても 本当に分かる事はない 覚えているいくつかと 忘れてしまったほとんど 古き良き時代は 人のせいか 時代のせいか 「どこまで行けるかなんて考えて ゴールさえ決めもしなかった あの頃のようにはいかない」なんて 話してくれた目は遠くを見てた 守る為に手放したモノ 言い方はいろいろあるんだろうけど 左肩にかかる重さと 同じくらいって事は覚えていられる 「どこまで行けるかなんて考える 空白は少しもなかった あの頃のようにはいかない」なんて 話してくれた目が 見てる遠くの中に今はまだ どうせいつか振り返るから 空白に音を塗って走る