於 於々… 漸と見つけたとこ 心 何処よりも安らぐ所 貴女のその素形を目に 映したいよ 空と山脈の境が赤くなる頃に 現れたり居なくなったりを繰り返し 徐々に そう徐々に その美しさに 相見えられる期を待つように 弧を描いては回転し進む星の表面で 誰もが月が沈むのを 止められないように 抑えることが出来ない性と貴女を 背負って このままずっと変わらず 夜空(そら)を眺めてたいよ 後悔も不安も無い所で 穏やかに時間(いのち)を懸けるよ 於 於 於 於 「どうか明日の朝来ても 隠れててくれ太陽」 言っても仕様が無いのは 知ってるけど 漸と気付いたとこ 心 此処に既に無い事 貴女のせいにしたら楽で (でも俺は苦を選ぶよ) この痛みの代わりに何を得ようとも 癒されない胸の左の奥の方に 刺さったまんまの返付きの矢を この手で抜く勇気をくれないか 何かを捧げて永遠を 錬金しようとしてた愚かな自分も 今は永遠を此処に見出した自分も 変わらない真実は何時も一つ 出来るなら 離れずに貴女の月になりたいよ アポロの十一号 目掛けるは周回軌道上 於 於 於 於 そして貴女の月になった暁には降る 星を 俺が弾くよ この身が果てても 於 於々…