言い出せないことばかりが積もって 真綿のような不安に悶えている 捨てられないものばかりが残って 君の合図を待っていたんだ ただ花火が声をかき消した ありふれた日々が終わった さんざめく無数の光が 轍をまた切り刻んだ 俺はただ立ち尽くした 俺はただ立ち尽くした 君のためにできることは 何もなかった 書き刻んだ 枯れて夏は散った 日々は盲目に煌々と明滅 肌 発想は尽きない 想像が織り成す 五百万画素の別天地を再現しよう 君が作った歌を聴いた どんなものよりも美しい歌だと 思ったんだ ただ音楽が流れた ただ音楽は流れた 花火が散った 声が消えた 夏が終わった 青く染まった