東の空が少し白んで 車輪が線路を西へ駆けて ジッパーを引くように朝だ 耳に流れてくる旋律は 生きている時間のグリッド ありがとうを貰う旅に出よう 足跡辿って 日差しの中ゆく 幻のために 僕らは生まれた日から ガワに宿した魂で遊んでいる! 身体の内側を流れてく水の音が 砂漠に響く 神様や命のさだめに 逆らうように歌を歌って 少しばかり歩いて来たけど 夢は未だ遙か先まで 見渡せば しばしの息継ぎ まだこっそり 目合わす 音楽に聴こえた日から 逃れられない契約と戯れている! 身体の外側を流れてく水の音も 引き連れてゆく 乾きの無力 咲うサボテン 繰り返しを辞める老夫 渇いてもがく 匿名の花 忘れられても 元々無いんだもの いつか消えてゆく日まで ガワに宿した魂で遊ぶ 音楽に聴こえた日から そのメロディをこの胸に刻みつける 身体から溢れて流れてく水の音で 描いた轍が 聴けるうちに...