誰も知らない街に立っている 聴いたことのない歌が流れる 雨も知らないうちにやんでいる 言ったこともない言葉にまみれ 乾いてく日々に こぼれ落ちるだけ 私のこころにある 光と闇の記憶 指先回しながら 揺れる揺れる言葉は 失って初めて気付く それでおしまいだから 誰も知らない風の優しさも 好き好んでた靴音になる あてもなく彷徨う午前2時半 聴いたことのある歌が流れて 欠けていく月に こぼれ落ちる雨 私のこころにある 未来の鍵をはずす 指先掲げながら 心潤す涙 あわてて目を塞いだ これが始まりなんだ もし記憶が途切れてしまったら 何もかも新しくすればいい 私のこころにある 光と闇の記憶 指先隠しながら 揺れる揺れる心は 握りしめたこの手に こめて歩き出すんだ それでおしまいだから