あてもなく一人さまよい歩き続けた かすかな吐息をただ白く染めて 移り変わりゆく季節のその儚さに 理由もなく涙がこぼれた 「今も愛している…」 降り続く悲しみは 真っ白な雪に変わる ずっと空を見上げてた この身体が消える前に 今、願いが届くのなら もう一度強く抱きしめて 解り合えなくて 何度もキズつけていた そんな時でもいつも優しくて ふいに渡された指輪に刻まれていた ふたりの約束は叶わないままに 「今も憶えている…」 遠ざかる想い出は いつまでも眩しすぎて もっと側に居たかった もう二度と逢えないけど いつも側で支えてくれた あなただけは変わらないでいて 最後に見せた涙が消せなくて この白い雪たちと一緒に消えてしまっても あなたの心の中にずっと咲いていたいから 寄りそって抱き合った 温もりは忘れないでね 違う誰かを愛しても 最後に聞いたあなたの声を このままずっと離さないまま 深く眠りに落ちたい 降り続く悲しみは 真っ白な雪に変わる ずっと空を見上げてた この身体が消える前に 今、願いが届くのなら もう一度強く抱きしめて 「もう一度強く抱きしめて…」