晒しあって苛立ちあって絡み合う 万機公論 引き摺り出した弱者はきっと 親友の顔に似て 勝利や敗北求め 抱きしめる人はどこへ 笑い泣いて愚痴をこぼしてまた 明日と手を振る 日々は遥か懐かしむようまた 夏がやってくる 海鳴りも聴かぬ日々に 慣れてしまうのが寂しい 壊してしまうほど 抱きしめたいけど 抱きしめたものは 壊れていくだけ すれ違って黙り込んで目を見れば 荒ぶ口論 憎しみなんてありもしないで揚げ 足を取り違え 唇だけ重ねてれば 悲しみなんてないのに いつまでもそばに 変わらないままで そんな退屈な 二人でいられずに ただ一人愛せるほどの 優しさなんてなかった 壊れてしまうほど 抱きしめられたら 抱きしめることも 今はできなくて 壊してしまうほど 抱きしめたいけど 抱きしめたものは 壊れていくだけ 晒しあって苛立ちあって絡み合う 万機公論 引き摺り出した 弱者はいつかの自分の顔に似て 勝利も敗北も無く 愛を抱きしめ 生きていく