君だけに贈ろう 天罰を 背後から 知らない君をどうも許せない 守られない言葉たち 馬鹿な人間どもが ”三文字”を掲げてる 霙交じり 白い夜 僕を呼ぶのは誰? 都合よく差し出された 祈り 始まりに相応しい罪を 君だけに捧げよう くだらない過ちを ふたり約束しよう 誰かのせいにした 日々途絶える期待も 優しい顔繰り返して 過ぎた痛み忘れ あらがえない 犠牲者は ひとり 瞬く星に願いを 物欲しそうに囁く 重ねた指 興味はない 無駄な時を嫌って 何度も温もりを手放す 微かな希望を抱いて 華々しく散りゆけ! 最期の蜘蛛の糸は ひどく脆く嗤えた 降り立つ黒い夜に 訪れた少女はただ 悶え続けなにかの 終わりに気づき始めた。 作成:HICCO