結び切りの下 滑らせる筆 震えた指で書かれたのは 慣れない、慣れたくもない 薄墨色の文字、ポツリ、滲み 足元も点々と アスファルト濃く染める 扇状の慟哭 悲しみに暮れているのに 見上げた空、皮肉にも晴れて 瞳の端に溜まる雨は 柔らかな風がそっと拭いてくれた 思い返せば 嫌な記憶も 綺麗な記憶へ 塗り替えられ 次第に時間が解決するものだから そう言い聞かす 日が沈み、また夜が 明けても、 明けても…痛みだけが消えない 悲しみに暮れているのに 見上げた空、皮肉にも晴れて 頬を流れてく雨を 柔らかな風がそっと吹いた 悲しみに暮れないように 見上げた空は美しく晴れてく 頬を濡らした雨の跡 柔らかな風はそっと 撫でてくれたから Let's walk forward i am ready To move forward it’s all right