見つめた眼差しの先に映る ソレイユの絵画は赤く塗られ 「悲しいね」と呟いた唇 嗚呼、無垢な君が抱いた感情 あーあ…気付かないフリしてる “守る為に” 振りかざしている諸刃の剣に 粗末にした果実 巻き込む無関係の人々 疑問を抱き始めてる君に 僕は何一つ答えを出せないままで 皆、口々に自分が正しいと (正解なんてどこにもないのに!) …主張をしている “救う為”と、 額縁へ貼り付けた両掌 「その手はすぐ傍にいてくれる人を 守る為にあるのに」 呟いた君に、 僕は何一つ答えを出せないままで “生きる為”と、 振りかざしていた諸刃の剣に 「自分の人生を犠牲にしてまで 得られたのは何だろう?」そう 言い俯く君 行き過ぎた主張の裏側で涙流す 悲しみと隣り合わせの日々