綺麗なままで終わりが来るなら あなたを嫌いになる理由が 欲しかった ねえ、もう他人のままでいてね どうやって抑えたら良いの 荒れたままの平常心を 綺麗にするには あなたが必要だったのか 僕が思ってるより僕を 不器用に慎重になってしまう 相槌にただ惚れていたのです ガラスに映った 正体不明のアイロニー 腫れた目を擦った時に 気づいたこれが 憂鬱と言うのなら あなたを責めてた 綺麗なままで終わりが来るなら あなたを嫌いになる理由が 欲しかった 僕をずっと慰めていて もしどこかで僕を見つけても 他人みたいになって悲しませていて もう、運命じゃない人 今でも残るのは欠片のルージュ 大雑把に振る舞う時も 口元を薄紅く染める時も 僕には何が大切か分からなかった 何にも手につかんような 最低の平常心が 何でもあったと気づかせてた もう一回をもう一生の中で 叶わないと知る 不幸じゃないが幸福でもないのが あの時僕が選んだ言葉に お互いの今をずっと 最初から結ばれなきゃ良かった そんな言葉が僕の頭に残ったまま いつか夢から覚めてしまったら あなたじゃない誰かに 思いを寄せた時 僕をそっと忘れていて ねえ愛を教えてくれたのに あなたは星よりも遠くへ遠くへと 気づいた頃には落ちている 捨てたくはなかった欠片のルージュ