貴方が見たくないと 言ってたあのドラマも 私たちみたいになってしまったね 二人のはじまりは 何気ない日々の隙間で 思い出せないけど 頼りない貴方の横顔が愛しくて それだけで十分で だらしない寝癖で私を見つめて 乾いた温もりで目を覚まして あやせない言葉を喉奥に詰めて 私ね あなたの事 そんなに好きじゃなかったの 本当は好きじゃなかったの あなたもこれ以上騙されないで 好きじゃなかったよ 全部が気に入らないんだよ 今だけ目を見て言えないけどね 今までやり残してた あなたとの予定も 全部 空白になっちゃったし これから私は 誰を想っていけばいいかな もう次の人に縋れない 帰り道いつも手を繋いで 何かと喧嘩も繰り返して 必要のない会話が増えて ベタに二人 夢見合って 浮気はしないとか言ってみても 涙が出るのはいつも私 さよならも無いままであなたの事 そんなに好きじゃなかったの 本当は好きじゃなかったの あなたもこれ以上騙されないで 好きじゃなかったよ 全部が気に入らないんだよ 今だけ目を見て言えないけどね 二人になれないから ごめんねって言うと 今までありがとうって あなたは言う それでいいんだよ それでいいんだよ 私の一部にあなたは残っているの