消えた心探して道なき道を歩く 癒えない傷晒け出して 「私(きみ)」が待つその場所へ 救いなど無い心に合成色を塗る人々 幻想映画さえ偶像になる程に 光のない眼が開き「監視せよ」と 個々が堕ちた暗き場所は 色には染まらずに 遥か先の空に描く合わせ鏡の時間 幾星霜を超えて 私(きみ)に会いに行く 僅か咲いたアドラステア まだ見ぬあの景色に 邂逅する光は平行して交わる 感嘆疑問指先で色を示し投げ捨てる 二度と還らぬ心あぁ別れも告げずに 光無くば色も無く夜は無い 黒く色を塗ればいずれ 全てを受け入れる 遥か先の海に描く赤色の道標 いつか通る水面に 私(きみ)の影を見る 波は拡散して語る円周率の意味を 声は乱反射してあの言葉を呼び出す 遥か先の私(きみ)が描く 合わせ鏡の自分 色の無い私さえ スペクトルが飲み込む いつか描いたあの空は 三原色に染まり 空と海は眼を眩ませ 私(きみ)と混じり輝く