ふとした時に香るくらいになって 今日という日も 皮肉にも愛おしいと思える もしどこかでまた会えたら 貴方の好きなレモンサワー片手に 本当のことは秘密にして 乾杯しよう 会って目を見て話したい まだきっと追いつかないままで 情けないほどに 君のこと知らなかった ごめんね 光りを帯びた髪をかきあげる右手 何本か残るその隙間にいつも恋 馳せてた 星が綺麗だと思えた頃には 貴方の好きな ブラックコーヒー片手に 本当の言葉 仕草で 乾杯しよう 揺れるまま雑に置かれた 気づいてほしそうに指先から 色濃い影を残して去っていく どうか健康でいてね あたしも、あなたも。 いいんだよ、それでいいんだよ いらないよ何も 今がきっと美しいね