君に会いたくなんてないよ なんてないよ ただ春の夜の夢のごとし なのに忘れられないや おごれるあたしは散った花びら 舞い上がってはまた落ちてく もうどうでもよくなるほどに もうどうにもならない なんて最低ね 君に会いたくない夜を何度も 過ごしたんだ 愛おしくも思えるわ 君に会いたくなくないよ 戻れないから 綺麗に見えてしまうだけなのに 君想ってしまうよ 君宛てに書いた春の詩 聞かせることはないか 頑張れあたしもう 声に出してしまわないとさ 壊れてしまうから 流れゆく時の隙間に隠してた本当が 音になっていく 憂鬱ね 君に会いたくない夜と何度も 過ごしたんだ 君こそが夜なんだ 君に会いたくなくないよ 横で眠ってるのは見も知らぬ 悲しみだ 君想ってしまうよ 明かりなんかなくたって君が 居ればそれでよかった 君のことが今も好きなのかそれとも 君との思い出が今も好きなだけかな 君に会いたくない夜も偏に愛でした いと惜しくも思えるが 君に会いたくなんてないよ そんな最後 あたしにしか分からないから 好きだった春なの 懐かしくも呆れるくらいの冬が来て 君があたしの全てだったよ なんてないよ