Track by如月ましろ
蛙になってしまう 僕のこの体が 水に溶けてしまうの 雨乞いをしてしまう 梅雨を待つ紫陽花が 綺麗に咲いてる頃 水際で鳴いていた 私は海を知らない 広い世界を知りたい 蛙になったら 空も飛べるはず 夏が来る前に 海へ行くのです。 紫陽花の花園で 悔やむ歌を歌えど 抑揚のない声が 私を轢き殺した 六月の通り雨 仏滅の明くる日に ペトリコールの予感 その日を待っています。 その日を待っています。 蛙になったら 空も飛べるはず 夏が来る前に 海へ行くのです。