深夜2時 寝つけないまま 窓にあたる雨音を聞いていた 忘れたいことばかり鮮明で 忘れたくないことほど あっけないね 優しい嘘はきっと 嘘と分かれば悲しいもので それでも笑ってた私は 綺麗だったかな? 子どものように泣いてしまえれば 少しは楽になれるかな 今日だけはこの雨に隠れて 少しだけ泣いてもいいかな 明日にはまた晴れるみたいだから 貴方の選んだ口紅を塗って 「大嫌い」と鏡の前で言ってみたの もう馬鹿らしくなって 夢みたいで なんだか無性に貴方に 逢いたくなった 嗚呼 最後に交わしたさよならと ピースの残り香だけが 消えてくれない 私が貴方に残せたものなんて 何もないのに あの時 子どものように泣いてしまえたら 少しは楽になれたかな 今日だけはこの雨に隠れて 少しだけ泣いてもいいかな 明日にはきっと 忘れられそうだから