予定では落ちる衛星に花束を 掲げている日に眠る 油彩画の朽ちる小庭で 熱に揺れる枝とエチルの日々が 枯れる 日差しにうだる祈りが 石火と光に眩ませ 鳴け はぐれるシジュウカラ 青空 慰めるように 羽根が羽ばたけるのなら 願いとも飛べるのに 鳴け 澄み切って青いまま 綺麗に捨て去るように 晴れ渡っているのなら 歪みで刻め 地平線の先にあるはずの 遠い向こうの空の果てで 煩い蝉の詰る声までが 永い夏に溶けるせいだと 無実の君が嘆く 日差しにうだる祈りが 石火と光に眩ませ 鳴け はぐれるシジュウカラ 青空 慰めるように 羽根が羽ばたけるのなら 願いとも飛べるのに 鳴け 澄み切って青いまま 綺麗に捨て去るように 晴れ渡っているのなら 歪みで刻め