ずっと見てた映画の主人公は 眩しくて それで嘘つきで いつも手にした色焼けたフィルムを 眺めていて それで虚しくて 何かが溢れた 揺らいだセンチメンタル 浮かんだ夕焼けの空に溶けて 壊れかけた僕を繋ぎ止めて いつまでも過去に縋らないから 確かめた 君と過ごした日々と時間を 僅かに残る紅は消えないから ずっと見てた映画の主人公は 霞んでいて それで意地悪で いつも手にした色焼けたフィルムを 遠ざけていて 嗚呼 やめてよね 何かが崩れた 歪んだセンチメンタル 沈んだ夕焼けの紅は黒く滲む 壊れかけた僕を繋ぎ止めて いつまでも過去に縋らないから 受け止めた 君と過ごした日々と時間を 微かに浮かぶ声がフラッシュバック ねぇ 僕を置いてかないで これからは過去に縋らないから 重なった影 消え去っても 遥か遠くに離れても 綺麗な映画を描いてみせるよ なんてね