いつからだろう深く 眠れなくなったのは この世で正しいことは1つ 優しい人はみんな必ず死ぬこと あなたに教えられたくなかった 雑木林蝉の声 相も変わらず泣いている 誰も知らない夢の中で 霊の影に追われてる バラバラになって ボロボロになってしまう前に 美しいまま輪廻を先送り バラバラになって ボロボロになってしまったら どうしようもないの どうしようもないの 不条理に抗えるほど 強くないの どうしてだろう 心震えなくなったのは この世の無常に触れてしまった 深く知れば知るほど思いが募って 誰の味方もしたくなかった 濡れた落ち葉きりぎりす 今も同じ声で鳴く 私だけの夢の中で 笑顔見せて少しだけ グシャグシャになって 滅茶苦茶になってしまう前に 君の命の廻向を後回し グシャグシャになって 滅茶苦茶になってしまう前に どうしようもないの どうしようもないの 無常に抗えるほど 強くないの 不意に落とした砂時計 足元に広がる砂浜 目線上げれば青い海が 知らないはずの記憶