いつかはこうなると 感じていました あまりに求めすぎた せいかもしれない 錆びたペン皿 飛びちったインク いつも肩ごし みつめていたもの あなたの後姿 最後にもう一度 両手を窓にあてて 静かに見てます いつかまたねと あなたは言った そんな気持は 微塵もないのに 足の裏の砂が 波にさらわれるような 心細さだけが 部屋にひろがる 床に転がる 小さな鍵に 春の陽ざしが まぶしく輝く 窓の外は 風にゆれる若葉のささやき 青い空の下で 萌えるようです 窓の外は 風にゆれる若葉のささやき 青い空の下で 萌えるようです