夜明け 重い瞼を開く 薄明 塵は柔らかく浮かんだ にわか雨で 斑についた雫を ただただ見ていたい ちょっと遅刻しそうでも 何も求めず 漂っているように 踊ってみようか 干上がる心臓が潤うように 君の手を取る 夕景 外気のベールを脱いで 纏う 抱擁の温もりを 安堵を呼んだ 橙色のライトが きらきら照らし出す からかう声を響かせて 何も決めずに 微睡んでるように 踊ってみようか 脈打つ心臓が 鎮まるように 君と手を取る 草臥れた荷を下ろして どの絵画よりも綺麗で 頬つたう涙も 拭わせて 夜更け 古い幸せを手に 枯れた花を見てた