ずっと じっと 空を見ていた 『誰も傷つけたくない』 なんて ひとり見てた海 ゆらめく青に憧れ 手を伸ばしては掴めなくて泣いた なんてことない ただ 外れた天気予報と 夕立の空 立ち尽くしてた 近くにあるものほど見えない この心もあなたの表情も すり抜けていく風 追いかけてみたい 行く先などないまま 駆け出したい 空に 映し合う面影 許し合う心で 季節はまた巡っていくけど いつか 「ひとりきりじゃないはずだよ」と そっと言えたなら バレバレな強がりすら 雨は流すかな 気づいてた ずっと ただ 傷つきたくないだけだった 一体全体 何してるの? 変わりやすい 夏の空はいつだってそこに この心を 映してるかのようで ひとり歩く海 波打ち際に今でも 拾われること 待つ悲しみの カケラがきらめいたまま 映し合う面影 許し合う心で 空と海の狭間に立って いつか 「ひとりきりだよ」 は強がりと言ってしまえたら 晴れ晴れ広がるのかな 涙も止むかな 僕ら 映し合えるのなら 許し合えるのなら 傷つくことこわいまま それでも見つめて いつだって その手伸ばし続けて 触れた指先 その距離 その先を ちゃんと掴んで