渋谷溢れる人の波 ビル高くに映る影 人の姿絶えないのに ここに僕ら独りの集まりの様だ 寒くなった10月の朝 何処へ向かうの? 見せかけだけの強さ捨てたら 貴方の元へ帰れるのに 行先のない0番線で 黄色い線から空に落ちる 鯨雲 空を泳いだ 僕を乗せて 遊覧飛行 愚かな僕を見ていたのは 鯨雲 僕が作り上げた虚像の僕だ いつかは貴方を 守り続けていたいんだ 近すぎると見えなくなる 遠くに行って離れていく 強がりなサヨナラでは 何も守れやしないのに 行き先のないフェンスを越えて 街の上から空に落ちる 鯨雲 空を泳いだ 僕を救って 遊覧飛行 僕を見ないでそんな瞳で 鯨雲 言葉は泣いて 心に触れる 覚めない夢で貴方は 笑った