始発電車を待つホームで くたびれたシャツの袖を匂った 案の定タバコの匂いだけで 君の匂いはしなかったな 少しだけ寄り道をしよう 甘いものでも買って帰ろう だけど12円足らなくなって 安い駄菓子を手に取った 君が言うように この世界は どうしようもない事だらけでした 君が言うように 私たちは 運命なんかじゃなかったようでした 当たり前に過ぎていく時間を 引き止めようとしたのに この手は 空を切るように落ちてしまった いかないで いかないで ねえ いかないで いかないで ねえ ひとりにしないで ひとりにしないで ねえ 君が言うように この世界は どうしようもない事だらけでした だけど朝は眩しくって 帰りを待っていてくれるようでした 君が言うように この世界は どうしようもない事だらけでした 君が言うように 私たちは 運命なんかじゃなかったようでした