交差点 赤信号 君が振り向いた 最後の夜 口にできなかった “さよなら” を タバコの煙に 溶かしてた 誰かの腕に 抱かれても 君はきっと 笑えてるかな 夜風に消えた 君の名前 胸の奥でまだ リフレイン ひとりきり この街を彷徨う 戻れない 二人のリズム ポラロイドの端っこに 映る笑顔が 痛いだけさ 時を巻き戻すボタンなら 何度でも押して しまいそうで 気まぐれな君 わかってた それでも触れた ぬくもりが好きだった 夜明け前の 高速沿い 濡れたアスファルト 踏みしめて 交わした嘘と 本音の中で 君の声 まだ聴こえる 月灯りが ふたりだけの ステージを照らしてた頃 もう二度と 会えなくても 君の影は 消えはしない 夜風に消えた 君の名前 何度呼んでも 届かない ひとりきり この街を彷徨う 君を知らない明日(あす)へ向かう