あなたのこと 何度も忘れたかったの 愛するってなんだろうって、 考えてた 不意に光る画面と チャイムの音で高鳴る いつか二つ目の鍵 手に取ってくれるって願わせて ベッドに二人凭れて あなたと映画を観てた 髪を梳かすその手は ホワイトムスクが囁く 秘密基地とあなたは言うけど 誰かの日常壊してしまってるの? あなたのこと 何度も忘れたかったの これ以上私に与えないで 頬を撫ぜるありきたりなストーリー そこには結末だけないのに 針が進み続ける ラストシーンに停止ボタン 眉を顰めて笑う 薄くピノノワールが憂いた 幸せだとあなたは言うけど 私の心は疎外感を抱いた あなたのこと 何度も忘れたかったの これ以上私に与えないで 口を撫ぜるありきたりなストーリー そこには結末だけないのに 悲しみと期待が混ざる 見ないふり、知っている事実 窓の外は青白く眠っているだろう あなたの瞳に映らない 彷徨う、佇む、亡霊 あなたのこと 何度も忘れたかったの お願い少しだけ、見つめていたい 頬を撫ぜたありきたりなストーリー 愛を知ったことが私の総て