twilight mirage

歌詞

落ちゆく太陽の中で 揺れている境界線 過ぎゆく青の時が紫に染まっていく 次第に見とれたくなる 君の横顔を見つめ また動けなくなる 時が止まってしまったみたいに 乾いた素肌に 夕日の温かさを感じながら 眺めた海原 寄せては返す波の音を聞いていた ぼやけた遠くの 景色に意識が吸い込まれそうで 確かな自分を 頭の中に抑え込むしかなかった 穏やかなこの夕日が いつのまにか僕らを溶かしてしまう いつまでもこの時が 続くと思ってしまう程に 君のその長い髪に 南風が当たっている 僕はこの長い時に 重い体を預けていく そんな二人を彩るように 優しい陽が時を染めていく 繋いだこの手のままで 深い夜へと沈んでいこう 掴んだ砂には まだ昼の温かさが残っていて 時間が確かに 流れていたことを思い出す黄昏時 気がつけばこの心は どこまでも遠くを見ているようで ここじゃないどこかに 自分がいるような気がしたんだ 幻影がこの長い現在に 浮かび上がり揺れている それはまだ先の未来 思い描いた青写真なのか 二人で確かめに行こう まだ少し時間はかかるけど 大切に育てていこう どこかで転んでしまわないように いつから僕達は 意味の無いことを愛せたのだろう 重ねた日々が 強く僕らを結び付けてくれたのかな 繋いだ二人の未来に 夢を託して待っていよう 君のその笑顔以外 何もいらないと思っているけど この陽が遠い未来で 沈んでしまう時にも君の 隣で笑っていたらいいな 全てを受け入れることができるから